地域で支え合う介護コミュニティ新聞
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ュース

13万人が来場 国際福祉機器展開かれる

(2006年9月29日)

 第33回国際福祉機器展は9月27日〜29日まで、東京・江東区の東京ビッグサイトで開催され、約13万人が訪れた。国内554社、海外17カ国・地域78社の合わせて632社が出展、2,500点を超える福祉機器が展示された。

 各日とも朝から多くの人が訪れた。高齢者のいる家族や利用者は、介護予防から福祉機器を使った自立支援まで、それぞれのブースで説明を聞いていた。介護や医療の専門職、福祉機器の製造・販売に携わる人たちも熱心に見て回っていた。

 各種福祉機器の展示のほか、シンポジウムやセミナー、ワークショップ、講座・講習、相談受付などもあった。来場者は、一般が約3割を占め、福祉施設や在宅サービス業、病院関係の従事者、販売・製造業などの関係者。例年とほぼ変わらない構成だった。


フィリピンから看護師・介護福祉士
来春にも2年間で1000人を受け入れへ 経済連携協定
(2006年9月13日)

 早ければ来春にもフィリピンから看護師や介護福祉士――。小泉純一郎首相は9月9日、フィリピンのアロヨ大統領と会談し、経済連携協定(EPA)に署名。日本は初めて、外国から看護師や介護福祉士を受け入れることになった。難航していた定員枠の交渉も2年間で看護師希望者400人、介護福祉士希望者600人の合わせて1000人とすることに決まった。国会の承認を得た後、受け入れることになる。

 両国は2004年11月、大筋でEPAに合意、その後、細部にわたって調整、交渉してきた。厚生労働省は、労働力の過剰供給や介護就業者の労働条件低下、外国人への依存構造の固定化をもたらすなどの理由から外国人に期待すべき分野に該当しないとして、受け入れ数を200〜300人程度に抑えたい意向だったが、現在の日本での看護師不足、将来的な介護福祉士不足の充足に期待される面もある。一方、世界各国へ看護師や介護福祉士を送り出してきたフィリピンは、外貨獲得のために期待をかけてきた。

 協定による入国の条件は、看護師はフィリピンの看護師資格を保有し、3年間の実務経験があること。介護福祉士はフィリピンの4年生大学か看護大学を卒業し、介護福祉の研修を修了していることなどがある。

 入国後は、看護師は3年以内に日本の国家試験に合格しなければならない。介護福祉士は、養成施設で学んで修了後に資格を取得できるコースもあるが、4年以内に日本の国家資格を取得しなければいけない。試験に不合格、資格を取得できなければ帰国となる。資格を取得すれば3年間の在留が許可される。更新も可能のため、期限なく日本で働くことができる。

 大学卒業などの要件はフィリピン人にとっては厳しく、エリートたちだ。入国後は、6カ月間の日本語研修を受けた後、病院や介護福祉施設で就労、3〜4年で日本人と同じ国家試験に合格しなければならない。日常会話はもちろん、専門用語も必要。選抜されて来日するフィリピン人にとっては、とても高い壁だ。

 来日直後の6カ月間の日本語研修は、財団法人海外技術者研修協会などが担当、大阪市の同協会の宿泊施設のある研修センターが利用される予定。その後、各病院や介護施設などで就労することなる。

 フィリピン人は「献身的に看護、介護をする」ことから海外での評判は良い。しかし、海外就労は、外貨獲得による経済の支えともなるが、フィリピン国内では優秀な人材が海外に出て行ってしまうことになり、慢性的な人材不足も懸念されている。



外国人の介護福祉士容認を求める 規制改革会議が中間答申案
 (2006年7月31日)

 政府の規制改革・民間開放推進会議(議長・宮内義彦オリックス会長)は7月31日、外国人の社会福祉士と介護福祉士の受け入れを検討することなどを求めた中間答申を発表した。

 答申では、外国人社会福祉士と介護福祉士の分野について、就労制限の緩和を検討し、2006年度中に結論を出すことを求めている。

 厚生労働省では、労働力の過剰供給や介護就業者の労働条件低下、外国人への依存構造の固定化をもたらすなどの理由から外国人に期待すべき分野に該当しないとしている。

 厚労省の意見に対して、答申では、今後は介護福祉士養成施設卒業者にも国家試験の受験が義務付けられる可能性があることなどから、外国人介護福祉士の受け入れは労働力の供給過剰につながるおそれは少ないと考える。介護報酬の水準が審議会の議論を踏まえて設定されていることから、日本人就業者の労働条件低下も招かないなどとしている。

 一方、日本政府がフィリピン間で進めている看護・介護分野などを含む経済連携協定(EPA)交渉は、合意への大詰めを迎えている。今秋か来春には、看護・介護分野で約300人のフィリピン人を受け入れる見通しだ。

規制改革・民間開放推進会議
 内閣府に設置された首相の諮問機関。規制改革・民間開放推進3か年計画(平成16年3月19日閣議決定)の再改定を受け、「小さくて効率的な政府」の実現に向けた取り組みのため、2004年4月、3カ年の期限付きで発足。委員は企業経営者や学識経験者13人で構成、議長は宮内義彦オリックス会長。内閣に設置した「規制改革・民間開放推進本部」とともに放送・通信、医療、教育、農業、金融などの分野の規制緩和、民間参入の促進に取り組んできた。来年3月に追加的な答申案を首相に提出。推進本部で議論後、3か年計画が閣議決定される。

日本・フィリピン経済連携協定(EPA)について
 小泉純一郎首相とフィリピンのアロヨ大統領が2004年11月29日、会談し、大筋で合意した協定。物品や人、サービス、資本の自由な移動を促進して経済活動の連携強化するとともに、知的財産やビジネスの環境整備などを二国間で進めていく目的。日本語教育に関しては、人の移動において必要となることから、関係機関で準備を進めている。

看護・介護分野でのフィリピン人受け入れ内容
 フィリピンの看護師資格の保有者や大学卒業者など一定の要件を満たしたフィリピン人の入国を認め、日本語の研修後、日本の看護師や介護福祉士の国家資格を取得するために、一定期間の就労を認める。看護師資格取得まで3年、介護福祉士は4年などとなっている。取得後は、引き続き日本で働くことができる。



男性78.53歳、女性85.49歳 平均寿命短くなる

(2006年7月25日)

 2005年の日本人の平均寿命は、男性が78.53歳、女性は85.49歳で、前年と比べ男性が0.11年、女性は0.10年短くなった。25日、厚生労働省がまとめた簡易生命表で分かった。

 平均寿命はこのところ毎年伸び続けていたが、前年を下回ったのは99年以来、6年ぶりのこと。男女差は6.96年で、前年と比べ0.01年拡大した。

 平均寿命が短くなったのは、インフルエンザの流行で高齢者が肺炎を併発したことのほか、心臓病などが要因。一方、がんと脳卒中が平均寿命を延ばす方向に働いた。

 死因別死亡確率は、0歳では将来、男女ともがんで死亡する確率が依然として最も高い。次いで、男性は心臓病、肺炎、脳卒中、女性は心臓病、脳卒中、肺炎の順になっている。

 3大(がん、心臓病、脳卒中)死因の死亡確率は男女とも0歳では男性が56.3%、女性は54.2%。65歳と80歳も5割を超えている。この3大疾患が克服されれば、男性の平均寿命は8.49年、女性は7.68年延びる。

 平均寿命を世界各国と比べると、女性は21年連続の世界一。2位は香港で84.7歳(04年)。男性は04年の2位から4位となった。男性は香港が79.0歳(04年)、アイスランド78.9歳(01〜05年)、スイス78.6歳(04年)。

簡易生命表
 死亡状況が今後変化しないと仮定したとき、各年齢の人が1年以内に死亡する確率や平均してあと何年生きられるかという期待値などを死亡率や平均余命などの指標を表した表。死亡状況を厳密に分析する上で不可欠。

平均寿命
0歳の乳児があとどれだけ生きることができるかという平均余命のこと。その国の保健福祉水準を総合的に示す指標として広く活用されている。


65歳以上、20%超えて2560万人 06年の高齢者白書

(2006年6月2日)

 政府は2日、「高齢社会白書」を公表した。高齢者は2005年10月1日時点で、前年同期比72万人増の過去最高の2560万人、総人口に占める割合(高齢化率)は約0.5ポイント増の20.04%になり、初めて20%を超え、先進国でも最高水準となった。
 15歳以上の労働力人口は、6650万人で、このうち65歳以上は7.6%の504万人。1980年の4.9%から年々増加しており、2015年には労働市場への参加が進むケースの値として9.6%まで上昇すると見込んでいる。
 夫婦のみの高齢世帯は、2000年の385万世帯が2015年には614万世帯になる。高齢者の一人世帯も303万世帯から566万世帯に増加する。両者を合わせた高齢者だけの世帯は、1180万世帯となり、全世帯の23%になる。
 60歳以上の人のNPO活動に対する意識をみると、47.3%がNPO活動に関心を持っているにもかかわらず、実際に参加しているのは3.6%にとどまっている。知識や経験を生かした社会参加を望んでいるにもかかわらず、具体的な活動に結びついていない状況がうかがわれると分析している。

「高齢社会白書」とは、高齢社会対策基本法に基づき、1996年から毎年政府が国会に提出している年次報告書。高齢化の状況や高齢社会対策の実施の状況、また、今後の施策について明らかにしている。

「労働力人口」とは、15歳以上の人口のうち、仕事をしている人や働く意思のある人である就業者と完全失業者(収入になる仕事をしなかった人のうち、仕事に就くことが可能であって積極的に仕事を探していた人)の合計。

65歳以上の介護保険料  全国平均24.3%増の4090円

(2006.4.28)

 65歳以上の高齢者の介護保険料が28日、4月から全国平均で月額4090円になる。現在3293円から24.2%上昇することが厚生労働省の集計で分かった。

 2000年にスタートした介護保険制度の保険料は、3年に一度見直すことになっており、今年度がその時期にあたる。高齢化とともに介護保険サービスの利用者の急増が原因で、介護予防などの給付抑制効果は追いつかず、保険料の大幅アップは抑えられないようだ。

東京都は平均25.3%アップ  高齢者の介護保険料月額4102円

(2006.4.28)

 東京都の高齢者の介護保険料が4月分から平均823円(25.3%)アップ、月額4,102円になる。今年度は、3年に一度の介護保険料見直しの時期にあたり、都内の区市町村の介護保険料を都福祉保健局が集計、高齢化が進み介護保険サービスの利用者が増えたことが大きな要因で全自治体が値上げをした。

 今回は3年前の217円(7.1%)増と比べると今回は大幅な増加となり、全国平均4,090円(797円増)を超えた。

 自治体別に見ると、増加率が最も高かったのは、あきる野市で2,800円から4,200円(50%増)になった。最も値上げ幅が小さかったのは、八丈町の3300円から3500円(6.1%増)だった。

 高額な自治体の上位は、利島村が5,900円、三宅村5,594円、青ヶ島村5,500円、神津島村5,200円で、施設利用者が多い島しょ部が目立つ。

 23区では、文京区が4,633円、次いで中央区4,560円、荒川区4,428円となっている。

 一方、最も安いのは檜原村の3,300円、八丈町の3,500円、大島町の3,560円と続いている。最高と最低額の格差は1.68倍から1.79倍に大きくなった。

62区市町村のうち、38区市町が「多段階制」を導入

 介護保険料は、所得などによって段階制になっている。標準的なのは6段階だが、区市町村の判断で7段階以上にできる。今回は、全62区市町村のうち38区市町が導入、最高は10段階だった。


都道府県・東京都区市町村別介護保険料(2006〜2009年度)
都道府県別
   介護保険料(円)     
都道府県名 2006〜2008年度(円) 2003〜2005年度(円) 上昇率(%)
沖 縄 県 4875 4957 -1.7
徳 島 県 4861 4251 14.3
青 森 県 4781 4029 18.7
長 崎 県 4765 3573 33.4
大 阪 府 4675 3480 34.3
福 岡 県 4584 3725 23.1
石 川 県 4548 3753 21.2
愛 媛 県 4526 3546 27.6
佐 賀 県 4514 3666 23.1
和歌山県 4513 3527 28.0
富 山 県 4461 3789 17.7
高 知 県 4453 3866 15.2
広 島 県 4444 3570 24.5
岡 山 県 4440 3658 21.4
京 都 府 4427 3562 24.3
熊 本 県 4412 3800 16.1
鳥 取 県 4321 3635 18.9
兵 庫 県 4306 3310 30.1
島 根 県 4267 3461 23.3
大 分 県 4216 3433 22.8
宮 崎 県 4133 3637 13.6
福 井 県 4128 3470 19.0
鹿児島県 4120 3814 8.0
東 京 都 4102 3273 25.3
全国平均 4090 3293 24.2
三 重 県 4089 3090 32.3
山 口 県 4088 3617 13.0
新 潟 県 4047 3347 20.9
愛 知 県 3993 2946 35.5
秋 田 県 3988 3334 19.6
群 馬 県 3980 3010 32.2
神奈川県 3977 3124 27.3
奈 良 県 3957 3154 25.5
北 海 道 3910 3514 11.3
長 野 県 3882 3072 26.4
滋 賀 県 3837 3148 21.9
岐 阜 県 3819 2962 28.9
香 川 県 3812 3289 15.9
山 形 県 3799 3107 22.3
岩 手 県 3686 3018 22.1
宮 城 県 3648 3007 21.3
山 梨 県 3616 2836 27.5
千 葉 県 3590 2872 25.0
静 岡 県 3590 2939 22.2
埼 玉 県 3581 2859 25.3
栃 木 県 3549 2807 26.4
福 島 県 3496 2640 32.4
茨 城 県 3461 2613 32.5
東京都の区市町村別
   介護保険料(円)   
市町村名 2006〜2009年度(円) 2003〜2005年度(円) 上昇率
(%)
利島村 5,900 4,400 34.1
三宅村 5,594 3,755 49.0
青ヶ島村 5,500 4,000 37.5
神津島村 5,200 4,700 10.6
武蔵野市 4,700 3,700 27.0
町田市 4,700 3,700 27.0
文京区 4,633 3,317 39.7
福生市 4,600 3,383 36.0
日の出町 4,600 3,408 35.0
中央区 4,560 3,740 21.9
小笠原村 4,560 3,780 20.6
港区 4,500 3,250 38.5
荒川区 4,428 3,244 36.5
日野市 4,420 3,300 33.9
新島村 4,400 3,100 41.9
稲城市 4,400 3,300 33.3
国立市 4,400 3,583 22.8
足立区 4,380 3,217 36.2
豊島区 4,363 3,308 31.9
武蔵村山市 4,325 3,633 19.0
八王子市 4,308 3,450 24.9
板橋区 4,300 3,083 39.5
新宿区 4,300 3,301 30.3
北区 4,283 3,292 30.1
瑞穂町 4,275 3,083 38.7
渋谷区 4,225 3,383 24.9
目黒区 4,220 3,520 19.9
台東区 4,217 3,183 32.5
奥多摩町 4,217 3,842 9.8
あきる野市 4,200 2,800 50.0
杉並区 4,200 3,000 40.0
立川市 4,192 3,417 22.7
昭島市 4,100 2,967 38.2
千代田区 4,100 3,600 13.9
中野区 4,050 3,400 19.1
羽村市 4,000 2,867 39.5
調布市 4,000 3,100 29.0
三鷹市 4,000 3,400 17.6
御蔵島村 3,983 2,958 34.7
世田谷区 3,983 3,117 27.8
清瀬市 3,983 3,400 17.1
墨田区 3,960 3,390 16.8
狛江市 3,950 3,025 30.6
西東京市 3,950 3,275 20.6
練馬区 3,950 3,300 19.7
府中市 3,950 3,300 19.7
大田区 3,900 3,200 21.9
品川区 3,900 3,300 18.2
東村山市 3,850 3,250 18.5
多摩市 3,850 3,383 13.8
東大和市 3,817 3,358 13.7
江東区 3,800 3,300 15.2
東久留米市 3,750 3,092 21.3
国分寺市 3,708 3,075 20.6
小平市 3,700 3,200 15.6
江戸川区 3,700 3,220 14.9
葛飾区 3,650 3,320 9.9
青梅市 3,600 3,000 20.0
小金井市 3,600 3,200 12.5
大島町 3,560 3,300 7.9
八丈町 3,500 3,300 6.1
檜原村 3,300 3,000 10.0

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